あれから20年 [その他]

今朝、出勤前のニュースで、あれから20年が経ったことを知りました。
「あれ」とは、1994年に起きたF1ドライバーのアイルトン・セナの死です。

私がまだ学生だった頃、F1が好きで、深夜にフジテレビを良く見ていました。
94年は、セナがマクラーレン・フォードから、ウィリアムズ・ルノーに移籍した年。
セナ+ウィリアムズという、最速ドライバーと最速マシンの組み合わせ。
この年のワールド・チャンピオンがセナとウィリアムズになるであろうことをを疑うメディアはありませんでした。
ロスマンズカラーをまとったウィリアムズのマシンがとてもカッコよかったことを覚えています。

しかし、いざ開幕してみると、マシンはピーキーで扱いづらく、リタイヤ続き。
ベネトンF1チームに在籍していた新進気鋭のミハエル・シューマッハが連勝していました。

そしてイタリアのイモラ・サーキットで行われたサンマリノ・グランプリ。
決勝レース、ポールポジションからスタートしたセナは、シューマッハを従えてトップを走っていました。

何週目だったか忘れましたが、高速のタンブレロ・コーナー。
セナはコーナーを曲がり切れずにコンクリート・ウォールに激突。
車載カメラでは、不思議なことにマシンはコーナーに沿って曲がっていく挙動を示さず、ほぼ直進していました。
セナは帰らぬ人に。

このサンマリノ・グランプリでは、予選レースでも、確かシムテックのドライバーだったローランド・ラッツェンバーガーも、コンクリート・ウォールに激突する事故で命を落としました。

F1は、生身の人間が時速300km/hを超えるスピードで走るマシンを操るスポーツ。
この事故が、マシンの安全性強化のきっかけになったわけですが、その代償はあまりに大きいものでした。

あれからもう20年が経つんですね。
このレースを録画したビデオが、我が家のどこかにあるはずです。

レースは結局、シューマッハが優勝。
セナ亡き後は彼の黄金時代が長く続きました。

そのシューマッハもF1から引退しましたが、昨年(?)、スキーの事故で今も昏睡状態が続いているとか。
セナとともに大好きなドライバーでした。なんとか回復して欲しいものです。


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