月が地球にもっと近かったら@丸の内 [都会の星空と夜景]
仕事もようやく落ち着いてきたかと思ったら、今度はトラブル続き。
ストレスは溜まりっぱなしです・・・。
そんなわけで星空撮影も出来ず、これまで撮った写真を使って遊んでみました。
もしも月がもっと地球に近かったら、丸の内では月はこんな風に見えるのでしょうか?
ちょうど良い満月写真が無かったのが残念なところ。
さて、地球と月の距離は約38万km。月の直径は地球の直径の約25%。
この絶妙な距離とサイズの関係があったからこそ、地球で生命が進化出来たのだそうです。
月と地球は、互いに引力を及ぼし合っています。
もしも月が地球にもっと近かったら、あるいはサイズが大きければ、月の引力はもっと強かったでしょう。
それが顕著に表れるのが潮汐力。海の満潮と干潮ですね。
月の引力が強すぎれば、潮汐力もそれだけ強くなり、満潮時には、東京、ニューヨーク、ロンドンなど、
主要な都市は水没してしまっていたことでしょう。
また、火山活動も今より活発になり、人類が繁栄できる環境であったかどうかも分かりません。
逆に遠すぎたり、サイズが小さかったりしたらどうなるか?
実は、惑星との比率が25%もある月は、比率の点では太陽系の衛星の中では最大なんです。
月より大きな衛星は他にもありますが、それらはどれも惑星との比率はずっと小さいんです。
現在の距離とサイズ故、月は地球に対して強い引力を及ぼしているおかげで、地球の地軸が安定しているんです。
月の引力が今よりずっと小さければ、地球は、巨大な惑星である木星からの強力な引力に支配され、
まるで今にも倒れそうな独楽のように地軸は安定しなかったでしょう。
そうなれば、グラグラと動く地軸によって地球の気候は極端な変化を繰り返します。
そのような環境では、生命は高度な進化を遂げることはできなかったことでしょう。
私達が今、地球で生きていられるのは、お月様のおかげなんですね。
更に地球と月と、更に太陽との奇跡的な関係によって起きるのが皆既日食です。
こちらも残念がら皆既日食の写真が無いので、昨年(だったかな?)の金環日食の写真を貼り付けます。
月のサイズは、太陽の約1/400。地球から月までの距離も、太陽までの距離の約1/400。
そのため、見かけ上、月と太陽は同じサイズに見えるんですね。
この絶妙な関係のおかげで、月が太陽を完全に覆い隠す皆既日食が起きます。
ただ、月は楕円軌道を描くので、必ずしも見かけ上のサイズはいつも同じというわけではなく、
皆既にはならずに金環になる場合もあります。
そんなお月様も、実は年々、地球から遠ざかっています。
その理由は月の遠心力。1年に約3cmほど遠ざかっています。
月が地球から今よりもずっと遠くなれば、皆既日食は見れなくなるし、地球の環境変化も激しくなり、人類が生き延びることは難しくなるでしょう。
でもそんな心配はご無用。
それだけ月が遠ざかるはずっと先のこと。
その頃には、太陽はその寿命を迎え、膨張する太陽に地球は飲み込まれてしまいます。
それまで人類が生き残っていれば、きっと人類は第2の地球へ移住し、新たな文明を築いていることでしょう。
宇宙のことを考えると、本当に奇跡的な状況があったからこそ私たちがここで生きていることに気づきます。
そして、日々の仕事の悩みなんてものはちっぽけなことだと思える…かな?
ストレスは溜まりっぱなしです・・・。
そんなわけで星空撮影も出来ず、これまで撮った写真を使って遊んでみました。
もしも月がもっと地球に近かったら、丸の内では月はこんな風に見えるのでしょうか?
ちょうど良い満月写真が無かったのが残念なところ。
さて、地球と月の距離は約38万km。月の直径は地球の直径の約25%。
この絶妙な距離とサイズの関係があったからこそ、地球で生命が進化出来たのだそうです。
月と地球は、互いに引力を及ぼし合っています。
もしも月が地球にもっと近かったら、あるいはサイズが大きければ、月の引力はもっと強かったでしょう。
それが顕著に表れるのが潮汐力。海の満潮と干潮ですね。
月の引力が強すぎれば、潮汐力もそれだけ強くなり、満潮時には、東京、ニューヨーク、ロンドンなど、
主要な都市は水没してしまっていたことでしょう。
また、火山活動も今より活発になり、人類が繁栄できる環境であったかどうかも分かりません。
逆に遠すぎたり、サイズが小さかったりしたらどうなるか?
実は、惑星との比率が25%もある月は、比率の点では太陽系の衛星の中では最大なんです。
月より大きな衛星は他にもありますが、それらはどれも惑星との比率はずっと小さいんです。
現在の距離とサイズ故、月は地球に対して強い引力を及ぼしているおかげで、地球の地軸が安定しているんです。
月の引力が今よりずっと小さければ、地球は、巨大な惑星である木星からの強力な引力に支配され、
まるで今にも倒れそうな独楽のように地軸は安定しなかったでしょう。
そうなれば、グラグラと動く地軸によって地球の気候は極端な変化を繰り返します。
そのような環境では、生命は高度な進化を遂げることはできなかったことでしょう。
私達が今、地球で生きていられるのは、お月様のおかげなんですね。
更に地球と月と、更に太陽との奇跡的な関係によって起きるのが皆既日食です。
こちらも残念がら皆既日食の写真が無いので、昨年(だったかな?)の金環日食の写真を貼り付けます。
月のサイズは、太陽の約1/400。地球から月までの距離も、太陽までの距離の約1/400。
そのため、見かけ上、月と太陽は同じサイズに見えるんですね。
この絶妙な関係のおかげで、月が太陽を完全に覆い隠す皆既日食が起きます。
ただ、月は楕円軌道を描くので、必ずしも見かけ上のサイズはいつも同じというわけではなく、
皆既にはならずに金環になる場合もあります。
そんなお月様も、実は年々、地球から遠ざかっています。
その理由は月の遠心力。1年に約3cmほど遠ざかっています。
月が地球から今よりもずっと遠くなれば、皆既日食は見れなくなるし、地球の環境変化も激しくなり、人類が生き延びることは難しくなるでしょう。
でもそんな心配はご無用。
それだけ月が遠ざかるはずっと先のこと。
その頃には、太陽はその寿命を迎え、膨張する太陽に地球は飲み込まれてしまいます。
それまで人類が生き残っていれば、きっと人類は第2の地球へ移住し、新たな文明を築いていることでしょう。
宇宙のことを考えると、本当に奇跡的な状況があったからこそ私たちがここで生きていることに気づきます。
そして、日々の仕事の悩みなんてものはちっぽけなことだと思える…かな?
2013-10-13 00:57
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コメント(4)
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ほんとにいろんなバランスの上で成り立っているんですよね。
天体もあるいは生物も…。
by yoshida (2013-10-13 10:18)
へえー、月の引力が地球を支えているなんて知りませんでしたよ(^^;;
宇宙には宇宙の、バランス関係があるのですね〜
そういえば生命の食物連鎖も、ものすごく上手くできています。
自然の中で、長〜い時間をかけて育まれたバランス関係は、
お互いの存在を食い尽くすことのないようにできているんですよね。
そんななかで、どうして人間だけが、必要以上に獲り、壊し、
利益を得ようとする生物になってしまっているのか。。。ちょっと不思議です。
by のらん (2013-10-14 11:04)
>>yoshida様、のらん様、
コメントありがとうございます。
宇宙では宇宙での、地球上では地球上での絶妙なバランスが成り立っているからこそ、私たちは今の繁栄を築いていられるのですね。
自らの利益だけを考え、このバランスを崩してしまえば、自然は私達に対して容赦なく牙をむくことでしょう。
でも、人間には知恵があります。
それほど愚かな存在ではないと信じたいものです。
by hiro (2013-10-14 21:35)
とてもわかりやすく勉強になりました。
つまずいた時、空を見上げると広くて・・・
宇宙規模で考えると小さいなぁと思ったりします(笑)
自分がここにいることも有り難いので、本当に一日一日を大切にしなきゃとも思います。
by ちゃーりー (2013-10-16 19:54)