満月 [都会の星空と夜景]

早いもので12月。今年もあと1か月を残すばかりとなりましたね。
夜空を見上げると、今日は満月でした。

キーンと張りつめたような冷たい空気の中、お月様がとても綺麗に輝いていました。
moon01.jpg
お月様のそばには、オリオン座も明るく光っていました。

地球から見える月は、いつも同じ面。月の裏側を、地球から見ることができません。

この理由が地球の公転周期と月の自転周期が同じであることは良く知られています。
つまり、月は地球を一周する間に、1回だけ自転しているから。

なぜこんな都合のよいことが起きているのか?
それは、月の重心が、中心からわずかに地球側にずれているからなんですね。
月の地殻は、地球を向いている表側が薄く、裏側が厚くなっています。
そのため、ニッケルと鉄からなる重いコアは、月の中心より少しだけ地球側にずれており、この結果、重心も地球側に寄っているんですね。なので、重い方の表面を常に地球に向けているわけです。

月も地球と同じく、表面に地殻を持ち、その内部にマントルとコアを持っています。
月がどのようにして生まれたかについては諸説ありますが、現在では、ジャイアント・インパクト説が有力のようです。
この説によると、地球が生まれたばかりのころ(これは原始惑星と呼ばれます)、火星ほどの大きさの別の
原始惑星が衝突し、地球のコアまで破壊したそうです。
この衝突により、地球を形作っていた成分と月の成分とが混じり合い、それらが再び2つの星を形成しました。
そして、新たに生まれた月は、新たに生まれた地球の引力に捉えられて、地球の衛星となったそうです。
この際に、鉄などの重い成分が月の中心に沈み込んでいくわけですが、地球の重力によって月の中心よりも
少しだけ地球側に留まった、と考えられます。


そういえば、今年の10/8には皆既月食がありましたね。
撮影だけはしていたのですが、この日の東京の空はちょうど皆既前後に雲に邪魔されてしまったことと、
忙しくて写真を整理できなかったため、blog記事としてupしていませんでした。
皆既時に撮影できた1枚です。
moon02.jpg
真っ赤に染まっています。

ちなみに、今日の満月の撮影条件はISO=400, f11, 1/800sec。
これに対して皆既月食の撮影条件はISO=1600, f6.7, 1/2sec。

何段の差か計算が面倒ですが、皆既時の月はかなり暗いです。

地球に最も近い星であるお月様、まだまだ不思議がいっぱいです。
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コメント 4

ぱぱくま

冬らしい寒さになってきましたね。
空気が澄んでくると夜空も綺麗に見えて
撮影にはいいですよねー。
・・・寒さは苦手なのでhiroさんの記事で楽しむことにします(≧▽≦)
by ぱぱくま (2014-12-07 08:39) 

crayfish

衛星の自転同期って
そんな奇跡的なこと起こるのって
思いますが珍しくはないみたいですね
理屈を聞くとなるほどって思います

by crayfish (2014-12-08 11:13) 

のらん

お月さま、ほんとに、まんまるですね(^-^)
月と地球は、おとうさん惑星とお母さん惑星が合体して、
そこから、ふたつの子供たちが生まれたってことなんですね〜
お月さまと地球は、双子ってことかしら♪
by のらん (2014-12-08 23:01) 

hiro

>>ぱぱくま様、
コメントありがとうございます。
星空撮影には良い季節になってきましたが、寒空の下で何時間も撮影しているのはキツイですね・・・。

>>crayfish様、
コメントありがとうございます。
宇宙は奇跡のかたまりですね。
考えれば考えるほど面白いです。

>>のらん様、
コメントありがとうございます。
おっしゃる通り、地球と月は、文字通り兄弟星なんですね。
地球に降り注ぐ多くの隕石を、弟が守ってくれているんですね。
お月様に感謝です。
by hiro (2014-12-09 00:06) 

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