<号外!>永世七冠達成! [その他]

久々の将棋ネタ。
本日の竜王戦第5局二日目、羽生善治棋聖が渡辺明竜王を破り、見事竜王位を奪取しました!

これは単なる竜王奪取にとどまらず、通算7期により永世竜王位を獲得、そして、とうとう前人未到の永世七冠を達成したことになります!

とても嬉しかったので、猫にも沖縄にも全く関係ないのですが、記事にしてしまいます。。。

将棋には竜王、名人、王位、王座、棋王、王将、棋聖の7つのタイトル(昨年からの叡王戦を除く)があります。羽生棋聖がこれまで獲得したタイトル数は、
・竜王 6期
・名人 9期(永世名人)
・王位18期(永世王位)
・王座24期(名誉王座)
・棋王13期(永世棋王)
・王将12期(永世王将)
・棋聖16期(永世棋聖)
それぞれ、一定の基準を満たすと永世位を獲得できます。今回の竜王獲得により、
・竜王6期→7期(永世竜王)
となり、史上初めて全タイトルでの永世位獲得者となったわけです。

タイトルは1期取るだけでも大変です。3~4期のタイトルを取るだけで大棋士と呼ばれるところ、更に永世位、しかも7大タイトル全てで永世位獲得という偉大な記録。
永世七冠を待ちわびた羽生さんファンとしてはとてもうれしいです。

しかも、通算獲得タイトルはこれで99期。あと一つで大台の100期に到達。
これもまた偉大すぎる大記録。

竜王戦は2日間かけて1局の将棋を指す長期戦。
昨日の封じ手局面は羽生さんが良さそうだったので、今日は会社を半休してネット中継で世紀の瞬間をリアルタイムで見ようと思っていたのですが、余計な仕事が入ってしまい、早退すらできず、気付けば終局になってしまっていたのは残念です。

終局後のインタビューでの羽生さんの言葉が印象的でした。
「自分はまだ将棋の本質が分かっていない」
中学生でプロ棋士となり、今47歳、これまで圧倒的な強さを誇ってきた大棋士のこの言葉。
どれほど偉大な記録を打ち立てようと、おごってはならない、という意味に聞こえ、胸を打ちました。

今年は藤井四段フィーバーがあったり、加藤一二三九段(この方は、神武以来の天才と呼ばれたほど実力者、しかもローマ法王から勲章を授けられたほどの方なのです)が大人気になったりと、将棋界は賑やかでしたが、やはり最後は羽生さんが締めてくれました。

羽生さん、おめでとうございます!

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